薬剤師勉強会「レミニール錠について」

こんにちは、薬剤師の高屋と申します。 

今回は、先日(8/19)行われた認知症の患者さんに用いられる薬「レミニール錠」の勉強会について報告します!

 高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。65歳以上の高齢者の認知症有病率(平成22年の推定値)は15%、約439万人となっており、7人に1人程度が認知症有病者と言えます。(調剤と情報2014.7臨時増刊号より)
認知症は高齢になるほど発症する可能性が高まり、今後も認知症の人は増え続けると言われています。今のところ、認知症を治す薬はありませんが、進行を遅らせる薬は数種類あります。

レミニールもその中の1つですが、2011年まではアリセプト(塩酸ドネペジル)という薬しかなく、アリセプトが合わない患者さんに対しては代替の薬もなく治療が非常に困難でした。しかし、2011年にアリセプトの他にレミニールを含む3成分4製品が発売され、アリセプトが合わない患者さんに対しても薬の選択の幅が広がりました。また、実用段階ではありませんが、認知症の診断法や予防の研究も活発に行われているようです。

私たち薬剤師は、患者さんが安心してお薬を服用するために最新の情報を勉強して患者さんに還元していこうと思っています。

今日はこの辺で終わらせていただきます。