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薬剤師勉強会「ノウリアスト®錠20mgについて」

 

こんにちは、薬剤師の佐々木です。

今回は、7/15(火)に行われた「パーキンソン病治療におけるウェアリングオフ現象の改善薬」である「ノウリアスト®錠20mg」の勉強会について報告します。

まずパーキンソン病について少しお話します、名前をご存知の方も多いかもしれませんが、日本での患者数は15万人~20万人といわれている病気です。症状は大きく分けて運動症状と非運動症状に分けられます。運動症状の主な症状は振戦(ふるえ)、筋固縮、無動、姿勢保持反射障害です。簡単に言いますと手が震えたり顔の表情が乏しくなったり歩くのが困難になったりします。運動症状が進行すると寝たきりになってしまう場合もあります。非運動性症状は自律神経症状として便秘、排尿障害、起立性低血圧など様々な症状を呈します。

 

パーキンソン病に根本的な治療法は今のところありません。症状を改善するための対処療法が基本となります。しかし対処療法も長く続けていると薬の効果が弱くなり薬効時間も短くなります、このような状態をウェアリングオフ現象といいます。このウェアリングオフ現象を改善するのが今回のノウリアストというお薬です。

パーキンソン病の治療を長く続けている患者さんが治療効果を上げるための薬なので根本的な治療法がない現状では非常にいい薬になると思いました。

今回はこの辺でおわります、ありがとうございました!