こんにちは、薬剤師の沢目です。

 

今回はバクタ配合錠についての勉強会でした。

バクタ配合錠はスルファメトキサゾールとトリメトプリムの合剤です。

これら2剤の抗生剤は腎や肺に移行しやすいため、従来では肺炎や尿路感染症の治療に使われていました。最近ではステロイド剤の長期投与や免疫抑制剤によるニューモシスチス肺炎の治療、発症抑制に使われるようになりました。

ひがし調剤薬局でも関節リウマチの患者さんに対して処方される薬剤でもあります。

 

ニューモシスチス肺炎は間質性肺炎であり、主な症状は「呼吸がしにくい」。それに加え「乾いた咳が出る」・「発熱」が症状として現れます。呼吸困難な状態で来院する時にはかなり進行していることが多いそうです。

そのためリウマチ治療に伴うニューモシスチス肺炎は早期診断・治療がとても大切です。

診断・治療のポイントは明らかな呼吸症状がなくても「なんなく体調が悪い」状態であればすぐに受診するよう薬剤師から教育していくこと。

薬物治療をしていく中でささいな体調の変化を見逃さないように患者さんの話に耳を傾けて行くことが服薬指導のポイントになっていきます。

 

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