こんにちは、新人薬剤師の沢目です!

 

今回の勉強会は保湿剤のヒルドイドについてです。

皮膚の潤いは皮脂、角質細胞脂質、天然保湿因子の3つの物質により保たれています。これらの物質が皮膚のバリア機能としてはたらき、食べ物やダニなどのアレルギーを起こす原因となる物質が体内入らないように防ぎ、水分が体から逃げないようにしています。しかし、乾燥した皮膚はこれらの物質が少なくなり、皮膚表面に隙間ができて水分が逃げやすく、外からの刺激が受けやすくなります。

保湿剤は皮膚の水分が逃げないようにフタをしたり、水分を与える役割があります。健康的な皮膚を守るためには正しいスキンケアが必要です。

 

正しく保湿剤を使うためには季節や部位によって使い分けていくことが大切です。

部位の使い分けとしてはベタつきが気になる顔や頭皮にはローションタイプを、手や足などの皮膚を保護する部分には軟膏やクリームタイプ。また、季節の使い分けとして夏は水分の多いさっぱりとしたローションタイプを、乾燥しやすい冬は水分を逃がさない油分の多い軟膏やクリームタイプ。

また、使用量の目安として、軟膏やクリームタイプは人差し指の先から第一関節まで伸ばした量、ローションタイプは1円玉くらいの量が約0.5gです。この量で、およそ手のひらの面積2枚分に塗れます。

 

これから、乾燥しやすい時期になっていきますが、正しいスキンケアをして皮膚を守っていきましょう。