ひがし調剤薬局勉強会 H27/5/21

 

こんにちは、薬剤師の佐々木です!

5月の勉強会は尋常性乾癬治療薬の「ドボベット軟膏」についてです。

尋常性乾癬とは、皮膚が赤くなって盛り上がり、表面に雲母(うんも)のような白い垢(あか)が厚く付着して、その一部がポロポロとはがれ落ちる病気です。まわりの人にうつる病気ではありません。日本では有病率が0・1%前後で、10万人以上の患者さんがいると推定されています。また、戦後は右肩上がりに増加傾向にあります。男女比は2対1で男性に多く、主に30〜40代に発病します。女性では、10代と50代の発病が多いともいわれています。 現在では、尋常性乾癬には様々な薬や治療法があるため、日々の生活で尋常性乾癬の症状が出ないようにしたり、症状を和らげたりすることが可能です

今回のドボベット軟膏という薬は、ステロイド(抗炎症作用)とビタミンD(表皮細胞の増殖を正常化)を合わせた塗り薬です。

現在は対処療法しかありませんが、症状をほぼ抑える事が可能な病気です。症状に心当たりがある方は皮膚科を受診してみてください。