ひがし調剤薬局勉強会 H27/4/21

 

こんにちは、薬剤師の佐々木です!

4月の勉強会はパーキンソン病治療薬「ニュープロパッチ」についてです。

パーキンソン病とは、手の振るえ、筋肉のこわばり、それに伴い転びやすくなってしまう神経変性疾患の1つです。原因は脳神経の変性により脳内物質の量が異常になってしまうことにあります。今日では飲み薬での対処療法が一般的で根治術は今の所ありません。

今回のニュープロパッチという薬は、今まで飲み薬しか治療法がありませんでしたが新たに貼付剤(貼り薬)という形でパーキンソン病の治療の選択肢を増やしました。飲む薬の数を減らせる上に貼り薬なので薬の効いている時間帯のばらつきが少ないのがメリットに挙げられます。デメリットは1日1回の取替えなので張った部分がかぶれてしまうことにあります、はがした部分はよく保湿してかぶれないようにケアする必要があるので注意が必要です。

現在は対処療法しかないため治療満足度が低いパーキンソン病ですが、新しい製剤によって少しでも日常生活が楽になる患者さんが増えればいいですね!