薬剤師勉強会「コンサータ錠について」

こんにちは、薬剤師の高屋と申します。

今回は、先日(5/28)行われた注意欠陥/多動性障害(以下、AD/HD)治療薬「コンサータ錠」の勉強会について報告します!

AD/HDとは、年齢や発達に不つりあいな不注意さや多動性、衝動性を特徴とする発達障害で、日常活動や学習に支障をきたす状態をいいます。

例えば、座っているべきときに落ち着いて座っていることが難しい、思ったことをすぐに口にしてしまう、忘れ物・なくし物が多い、約束を守れない、間に合わないなどの症状があります。※これらの症状があるからといってAD/HDというわけではありません。AD/HDはさらに客観的に状況分析して診断されます。AD/HDは、昔はほとんど聞いたことがありませんでしたが、最近、徐々に認識され始めてテレビやインターネットでもよく聞くようになりました。

コンサータ錠について聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。コンサータ錠は、神経伝達物質を増加させ、神経機能を活性化し、注意力を高めたり、衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善します。用法用量は1日1回朝に医師に決められた量を飲みます。主な副作用として食欲減退、不眠、やせる、吐き気などがあります。また、許可を得た医師・薬局しか処方・調剤できません。コンサータ錠は、他の薬と比べるとさまざまな制約があり注意が必要な薬です。

私達は、安全に薬を飲んでいただくために適切な情報を伝えていかなければなりません。

日々、勉強して少しでも患者さんのお役に立てればと思っております。

 

今回はこの辺で終わります。ありがとうございました!