こんにちは薬剤師の宮です。
今回の勉強会は肺高血圧治療薬の「ヴォリブリス」でした。
肺高血圧は特定疾患であり、患者数は約2600人と多くはありません。
県内の肺高血圧の患者数も多くないようです。
そんな肺高血圧の治療に使われるのがヴォリブリスです。
この薬は肺血管に存在するエンドセリンA受容体を選択的に阻害することで、エンドセリン上昇にともなう血管収縮や細胞増殖・肥大化などの有害作用を抑制します。
その結果、肺動脈圧や肺血管抵抗が低下し、肺高血圧症にともなう種々の臨床症状を改善します。
肺高血圧の治療は単剤療法、併用療法がありますがヴォリブリスは双方にエビデンスを持っている薬です。
重症度に応じて単剤・併用の使い分けをするようですが、基本的には単剤からのスタートが多いようです。
特定疾患であり患者数も限られますが、今回の知識を生かし勉強していければと思います。
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