こんにちは、薬剤師の沢目です。
今回はパーキンソン病治療薬の「スタレボ配合錠」についてです。
パーキンソン病は脳内のドーパミンが減少することで起こる神経変性疾患です。
徐々に進行していくと1日きちんと服用していても薬が効かない状態があり、それをオフ状態といいます。
最初は「少し動きづらい」程度だったオフ現象が、時間の経過とともに「動けない」と感じることがあります。また、オフ現象を予想しづらくなってくるため、日常生活に支障をきたす可能性が出てきます。
wearing-offの治療には様々な薬剤を併用するため、一度に服用する錠剤の数が多くなり、患者さんに負担がかかります。
スタレボ配合錠はレボドパ/カルビドパ(DCI:ドパ脱炭酸酵素阻害薬)/エンタカポン(COMT阻害薬)の3剤の配合錠であるため、レボドパ単剤あるいはレボドパ・DCI配合剤に比べ薬効持続時間が延長し、より安定した薬効が得られます。また、服用時の負担も軽減できます。
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